労災保険の補償っていつまで?症状固定?後遺障害の認定?労災事故で治療中の方のよくある疑問を解説します。
労災は認定されたけど…
仕事中のケガで労災保険を使って治療中だけど、症状は良くならない…「いつまで、労災保険で治療できるのだろう?」「職場復帰できなかったら、どうなる?」など不安や疑問を感じてる方は、少なくありません。そんな不安や疑問を以下の想定事例をもとに、解説します。

2か月前に工場でケガをして、指の手術を受けて、今も通院しています。
労災保険って、治るまでずっと補償してくれるんですよね?

おケガ大変でしたね。
労災の補償ですが、ずっと続くわけではなく、症状固定という区切りがあります。

症状固定?

簡単に言うと、「これ以上治療してもよくならない」という状態のことです。
労災保険の治療費と休業補償は、症状固定までなんです。

えー、症状固定になったら、何の補償もないんですか?

後遺障害…私のケガは、後遺障害が残りそうですか?

手指の欠損障害と末梢神経の障害が、後遺障害になると思います。

じゃぁ、後遺障害の申請?をしないとダメなんですね。
それは、弁護士に頼まなくてもできますか?

請求するだけなら、ご自分でできます。
ただ、後遺障害の認定は、認定基準に即した証拠を提出できるかに、かかっています。弁護士の専門的なサポートがあった方が安心ですよ。

なるほど。話しは、変わりますが、ボーナスって、労災保険で支給されるんですか?

残念ながら、ボーナスは労災保険の補償に反映されません。

そうなんですか…ボーナスを当てにしてたんですが。

ただ、後遺障害が認定されれば、ボーナス特別支給金という労災保険のおまけみたいな補償をがあるのですが、その金額にボーナスが反映されます。

なるほど、後遺障害の認定が重要なんですね。
あと、もし、このまま職場復帰できずに、退職したら、労災保険の補償は受けれるんですか?

はい、会社を退職後も労災保険の補償を受けることができます。

会社から何の説明もなくて、不安だったんですが、少し、楽になりました。
もっと詳しく知りたい
上記の想定事例で取上げた点について、もっと詳しく知りたい方は、以下の各記事をご参照ください。

症状固定について

後遺障害の認定の手続について

手指の後遺障害について
労災事故で治療中で不安を感じている方へ
労災事故で治療中の方には、「労災保険の補償はいつまで続くのか?」「会社を辞めても労災保険の補償を受けれるのか?」など想定事例で取上げた以外のことで、疑問や不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
労災保険の手続の流れや概要を知ることが、そのような疑問や不安を解消することの一助となります。また、法律事務所エソラでは、後遺障害の申請や会社への損害賠償請求等のその後の手続きをサポートできます。
まずは、お気軽にご相談ください。
事前予約で夜間・土日祝日の相談も可能です06-6195-6503受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]
初回無料相談のメールでの申込みはこちら お気軽にお問い合わせください。