労災の相談は法律事務所エソラ

労災で悩むあなたへ

仕事中のケガ、仕事のストレスによる心の病、過労による脳・心臓の病気、会社への損害賠償請求、労災の疑問や不安に、弁護士が寄り添います。

あなたのお悩み、どれに近いですか？

労災の基礎知識から、会社への損害賠償請求まで

労災とは？

　労災とは、労働災害の略で、労働者の業務災害又は通勤災害による負傷又は疾病のことです。要するに、仕事や通勤が原因で、負傷したり、病気になたり、亡くなったりすることです。仕事中の事故によるケガ、通勤途中の事故によるケガが典型です。

　ケガだけでなく、仕事が原因で発症した病気も労災です。典型は、職業病です。過労による脳・心臓の病気やハラスメントなどの仕事のストレスが原因のうつ病などの心の病も労災となる場合があります。

　労災には、①仕事が原因の業務災害と②通勤が原因の通勤災害があります。

労災保険とは？

　労災保険は、労災の被害に遭った労働者やその遺族に対して必要な保険給付を行う社会保障の制度です。労働者やその遺族の生活を保障し、早期の社会復帰を促進するための制度です。

　労災と認定されると、労災保険から治療費、休業補償など様々な給付を受けることができます。その費用は、会社が支払う保険料で賄われています。

　労災保険の給付は、基本的に、労働者の請求によって支給されます。したがって、労働者が具体的に、どんな給付を受けれるのかを正確に理解・把握することが重要です。

労災保険と損害賠償

　労災保険と損害賠償は、全く別個の制度です。

　仕事中の事故でケガをした場合、事故の発生について、会社に何らかの過失がある場合と、全くない場合が考えられます。会社に全く過失がない場合は、労働者は会社に損害賠償請求できません。しかし、労災保険の場合は、仕事中の事故であれば、たとえ、会社に過失がなくても、労災保険から給付を受けれます。

　労災保険の給付は、労災の被害に遭った労働者の損害の全てを補償するものではありません。たとえば、休業補償給付は、平均賃金の60%の支給にとどまります。また、労災保険には、損害賠償で認められる慰謝料の支払いはありません。

会社に損害賠償請求できるのは、どんな場合？

　労災の全てで、会社に損害賠償請求できるわけではありません。会社に損害賠償請求できるのは、会社に安全配慮義務違反があった場合です。

　会社には、労働者の生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をする義務です。

　具体的な安全配慮義務の内容は、労災事故の類型により様々です。たとえば、機械へのはさまれ・巻き込まれ事故の場合は、機械に挟まれ防止の安全装置を設置することが、安全配慮義務の内容になります。

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