法律事務所エソラで解決した事例の中から、損害賠償を獲得した事例を紹介します。
労災事故の概要
介護施設において入居者を車いすからベッドに移乗させる際に腰部を負傷し腰痛を発症した。
※業務上腰痛の労災認定については、①災害性腰痛の労災認定、②非災害性腰痛の労災認定参照
労災の認定
上記事故により、腰痛捻挫、筋・筋膜性腰痛症の傷害を負い、労災認定された。その後、後遺障害等級14級の9と認定された。
使用者に対する損害賠償請求
労災の後遺障害認定後に法律事務所エソラで相談・受任し、使用者に対する損害賠償請求を行いました。使用者は責任を否定したため、訴訟に至りました。
訴訟においては、使用者が移乗作業についてきっちりとした指導をしなかったことから使用者の賠償責任が認められるとの裁判官の心証が開示されました。しかしながら、同時に労働者にも過失があることなどの損害額の減額事由についても裁判官の心証が開示されました。最終的に約120万円の支払で和解が成立しました。