夫が建設現場の足場から落下したと当然の連絡。夫が労災事故で入院中の状況で、家族は何をすればいいのかを説明します。
夫が労災事故で入院中

夫が仕事中に足場から落ちて、入院しているんです。

それは大変でしたね。
おケガは重いのですか?

はい、足場が高かったみたいで、あちこち骨も折れていて、歩けるようになるまで時間がかかるみたいです。

正直、お金のことが心配で、何から手をつければいいのか…

お話しよくわかりました。
まずは、労災保険の請求をしましょう。
労災保険の請求
仕事中の事故でケガをした場合、ケガの程度に関わらず、労災保険の請求をしましょう。労災保険の請求は、仕事中の事故でケガをした労働者本人が行います。ただ、本人が入院中の場合は、家族が労災保険の請求をサポートすることになるでしょう。
労災保険の請求の流れ
労災保険の請求の基本的な流れは、以下のとおりです。
労災事故の発生
労災の典型は仕事中の事故によるケガです。墜落・転落事故、転倒事故、機械に挟まれ・巻き込まれ事故などが発生件数の多い事故類型です。
病院への搬送・受診
まずは、ケガの治療が最優先です。病院を受診しましょう。受診する病院が労災指定病院か否かでその後の手続きが異なります。
会社へ報告
会社に労災事故のことを報告します。
労災保険の請求書の作成
労災保険の請求書を作成します。請求書は、労基署でもらえます。また、厚労省のWebページからダウンロードできます。
労基署へ提出・審査
労災保険の請求書と必要な資料を労基署に提出します。労基署で労災かどうかの審査が行われます。
労災認定・保険給付
労災と認定されれば、労災保険の給付が受けられます。
家族がサポートできること
労働者本人が入院中の場合、家族が以下のようなサポートができます。
会社との連絡
入院中の家族に代わって、家族が会社と連絡を取ることが多いでしょう。
労災事故の状況をメモしておく
労働者本人から聞いた以下のような労災事故の状況をメモや録音など記録しておくことをお勧めします。
メモしておくといい労災事故の状況
事故の日時、場所
事故当時の作業内容
目撃者の有無、目撃者の証言
会社の説明
労基署との連絡
労働者本人が入院中の場合は、労基署との連絡も家族が行うことが多いでしょう。
労災の請求って難しそう

会社から労災の話しなんてないし、労災の請求って難しそう…

そんなときは、弁護士を頼ってください。
心配事を全部、背負い込む必要はありませんよ。

最初は何をしたらいいか、不安で。
でも、話しを聞いたら少し安心できました。
家族が労災事故で入院中の方へ
突然の労災事故で、大切なご家族が入院されて不安でいっぱいなのではないでしょうか。
「労災って言われても、正直よくわからない…」「病院の付き添いで精一杯。書類のこととか、考える余裕なんてない…」「会社にまかせて大丈夫?」
困ったときは、専門家である弁護士にご相談ください。

無料相談はこちら
労災の無料相談はこちらからお申込みください。